「鎌倉殿の13人」ついに平家討伐の最終決戦!第18回放送「壇ノ浦に舞った男」予習【後編・壇ノ浦の合戦】 (7/7ページ)

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その様子を発見した平時忠(ときただ。清盛の義弟)が「この不届き者め、神器を何と心得るか!」と追い払いました。ただならぬ様子に、源氏の兵たちも畏れをなしていたのでしょう。

しかし、草薙剣だけはどうしても見つからず、仕方なく朝廷では伊勢の神宮より献上された宝剣を分身としたのでした。

現代的な感覚だと「何だ、ニセモノか」と思ってしまいそうですが、分身とは蝋燭の火を移すようなもの。移した元の火はもちろんのこと、移った先の火も同じく本物なのです。

終わりに・平家の意地を見せてくれ!

以上、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第18回放送「壇ノ浦に舞った男」の予習に屋島・壇ノ浦の合戦を紹介してきました。

海の底に沈んだ知盛主従。歌川国芳筆

以前の大河ドラマであれば屋島、壇ノ浦とそれぞれ1回分ずつとっていたところを、本作では一気に放送してしまうようです。

あまりの速さに目まぐるしい展開が予想されるものの、振り落とされないようしっかりと注目していきましょう。

これまで影薄く、幸も薄げに押されまくっていた平家一門ですが、是非とも最期の意地を見せつけて欲しい所です。

※参考文献:

五味文彦ら編『現代語訳 吾妻鏡 2平氏滅亡』吉川弘文館、2008年3月 菱沼一憲『源義経の合戦と戦略 その伝説と虚像』角川書店、2005年4月 元木泰雄『源義経』吉川弘文館、2007年1月 森本繁『源平 海の合戦 史実と伝承を紀行する』新人物往来社、2005年1月 『NHK大河ドラマ・ガイド 鎌倉殿の13人 前編』NHK出版、2022年1月 『NHK2022年大河ドラマ 鎌倉殿の13人 完全読本』産経新聞出版、2022年1月

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