「鎌倉殿の13人」分裂する北条ファミリー、坂東武者の権力抗争…第26回放送「悲しむ前に」振り返り (6/7ページ)
時政「意味が分かんねぇ!」
鎌倉の分裂(北条・比企両派の対立)を防ぐべく、政子は全成に「頼家を助けてやって下さい」と頼みますが、すっかりへそを曲げてしまった実衣は言い放ちます。
「結局、姉上は私が御台所になるのがお嫌だったんでしょう……悲しい。そんな人ではなかったのに。力を持つと人は変わってしまうのね……」
「悲しい」と言った時の全然悲しくなさそうぶり。皮肉屋というキャラクター設定をいかんなく発揮した絶妙の演技でしたね。
「そんな人ではなかったのに」……「どの口が言うか、お前の事だ!」と内心でツッコミを入れたのは、きっと筆者だけではないはずです。
このままでは鎌倉を比企にとられてしまう……血を分けた孫の家督相続を喜ぶどころか、その失脚さえ願ってしまう時政の変貌ぶり。
りく「頼家様は頼朝さまと違って気性が荒く、そして頼朝さまに似て女子(おなご)癖が悪い。いずれ必ずボロを出します。その時が本当の勝負」
時政「ボロを出さなかったら?」
りく「そう、仕向けるだけのこと」
不敵な笑みを浮かべるりく。『吾妻鏡』屈指の悪女・牧の方の本領発揮。これから面白くなりそうですね。
それにしても、第1回からずっと家族愛にあふれる北条ファミリーが、頼朝の死をキッカケに分裂してしまいました。