生命の起源解明や地球外生命探索のヒントになる、海底の「塩水溜まり」が発見される (3/4ページ)
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Discovering an Underwater Lake 6000 Feet Deep・「塩水溜まり」を罠として利用する生物たち
水深1.77キロの海底で発見された塩水溜まりは、1万平方メートルの大きな塩水溜まりと、10平方メートル未満の小さな3つの塩水溜まりで構成されている。
この調査のスポンサーであるサウジアラビアの開発企業にちなみ、「NEOM塩水溜まり」と命名された。
酸素がない塩水溜まりはいわばデッドプールで、生命にとって過酷な環境だ。しかしそれを利用する生命がたくさん集まってきているという。
パーキス教授は「普通なら、この深さの海底に生き物はあまりいないのだが、この塩水溜まりは生命のオアシスで、分厚い微生物の絨毯が多種多様な生物を支えている」と語る。
特に興味深かったのは、デッドプールを罠として利用する魚・エビ・ウナギなどだという。
塩水には酸素がほとんどないので、うっかりそこに入ってしまった生き物はすぐに意識を失ってしまう。そこで捕食動物はデッドプールの近くに隠れて、不運な犠牲者をエサにするというのだ。
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・生物に荒らされない堆積層は地球の過去を知るヒントが
NEOM塩水溜まりは海岸に近いため、陸から流れてきたものが蓄積する。これは過去数千年で起きた津波・洪水・地震の痕跡が今に残されている可能性があるということだ。
都合がいいことに、塩水溜まりには酸素がない。だから海底で一般的な生き物が存在しない。そのおかげで塩水溜まりに刻まれた痕跡は、生物に破壊されることなくいつまでも残り続ける。