後鳥羽上皇、ついに挙兵!北条義時の義兄弟・伊賀光季の壮絶な最期・前編【鎌倉殿の13人】 (6/6ページ)
大将などが持つ上等な弓)
想像するだけでもカッコいいですね。これだけでも、我が子と共に戦える、そして最期を共にできる光季の喜びようが目に浮かぶようです。
「……さて、この世の楽しみも今宵限り。思う存分楽しもうではないか!」
明日は決死の覚悟を前に、光季は馴染みの遊女や白拍子を呼んでどんちゃん騒ぎ。伊賀邸を訪れた人々はそりゃもう京都じゅうに響き渡る勢いで騒ぎ立てたとか。
現代なら「うるさい!いま何時だと思ってンだ!」と苦情が飛んできそうなものですが、その意図を知らぬ者は誰もいません。そこで都びとらは光季らを憐れんで、涙に袖を濡らしたと言います。
「もう金銀財宝も使い道がないから、あるだけ全部持っていけ!」
形見とばかりすべてばらまき、夜も白々明けてくると、次第に討伐の軍勢が近づいてきました。
【後編へ続く】
※参考文献:
上田正昭ら監修『コンサイス日本人名辞典 第5版』三省堂、2008年12月 矢野太郎 編『国史叢書 承久記』国史研究会、1917年6月日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan