病原体が海を浮遊するプラスチックゴミで繁殖し、世界中に広がっている可能性 (4/5ページ)
カリフォルニア大学デービス校のカレン・シャピロ氏は、「もしたまたま下水や河川、あるいは排水溝から溢れた水にプラスチックが混ざっており、そこに寄生虫が付着することがあれば、プラスチックの行先と同じところに流れ着く」と説明する。
それは海底や海流に浮かぶヒトデかもしれない。
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・プラスチックごみが薬剤耐性菌を広めている可能性
プラスチックごみは病原菌を各地に広めるだけでなく、細菌そのものが薬剤耐性を身につける手助けをしている可能性もある。
細菌は親から子だけでなく、「遺伝子の水平伝播」により仲間同士でも遺伝子を受け渡すことがある。小さなマイクロプラスチックの表面では、細菌が密集することになるため、遺伝子の水平伝播が起こりやすい。
またプラスチックには殺虫剤などの汚染物質も付着しているため、細菌との接触機会が増える。
詳しいことはわからないと前置きしつつ、ヴォス氏は「プラスチックの上では、薬物耐性を獲得させるより強い自然選択が起きている可能性があるとともに、そうした遺伝子を交換して耐性を広めるチャンスにも恵まれているかもしれない」と、説明する。