病原体が海を浮遊するプラスチックゴミで繁殖し、世界中に広がっている可能性 (5/5ページ)

カラパイア



[画像を見る]

photo by Unsplash

・海の生態系にも悪影響を与える
 プラスチック上で増殖した細菌は、病気を広めるだけでなく、私たちの食を脅かし、海の生態系にも悪影響を与えるかもしれないと、アマラル=ゼットラー氏は言う。

 シーフードは人々の大切なタンパク源だが、プラスチックに巣食う病原菌の中には、魚や貝に感染するものもいるのだ。

 マイクロプラスチックが、養殖場から養殖場へと、漁場から漁場へと病気を伝染させる可能性もある。

 本当のリスクはまだ完全には理解されていない。だが、これまで判明していることだけでも、プラスチック汚染を防止すべきもう1つの理由にはなるだろう。

 「病原菌まみれで漂うプラスチックについて、前向きになれる理由などない」と、ヴォス氏は言う。

References:Human Pathogens Are Hitching a Ride on Floating Plastic / written by hiroching / edited by / parumo


画像・動画、SNSが見れない場合はオリジナルサイト(カラパイア)をご覧ください。
「病原体が海を浮遊するプラスチックゴミで繁殖し、世界中に広がっている可能性」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る