「鎌倉殿の13人」野望むき出しの比企一族。義時は阻止できるか…第31回放送「諦めの悪い男」予習 (2/7ページ)
※『吾妻鏡』建仁3年(1203年)7月23日条
【意訳】頼家の病状が一向に回復しないため、数か所(寺社)に命じて祈祷をさせました。占いの結果によれば、神仏の祟りだとのこと。
……心当たりがあり過ぎですね。そんな中、京都より使者が到着して「播磨公頼全を処刑した」との報告がありました。
相摸權守使者自京都到着。申云。去十六日。催遣在京御家人等。於東山延年寺。窺播磨公頼全〔全成法橋息〕令誅戮之云々。
※『吾妻鏡』建仁3年(1203年)7月25日条【意訳】源仲章(演:生田斗真)の使者が京都より到着して報告するには「7月16日、東山延年寺で全成の息子・頼全(演:小林櫂人)を処刑した」とか。
ちなみに劇中では、頼全が全成と実衣(演:宮澤エマ。阿波局)の子であるように言及されていますが、二人の嫡子(母親が北条の娘=阿波局である)とハッキリ記されているのは阿野時元(ときもと)のみ。頼全は庶子(側室の子。非嫡出子)となります。
全成と相次いで殺されるシーンを描きたかったから、ちょっと設定を変えたのでしょう(まぁ、本作の全成に側室なんていそうにありませんしね)。
愛する息子を殺された全成の怒りと怨みはよほど強かったようで、頼家の病状は8月に入っても全然好転の兆しを見せません。
將軍家御不例太辛苦云々。