庭でチャンバラしていたあの子たちは?義時と比奈の子・北条重時の生涯をたどる【鎌倉殿の13人】 (1/4ページ)
縁側で物思いに耽る比奈(演:堀田真由。姫の前)。その視線の先では、男の子が二人チャンバラごっこで遊んでいました。
「母上!」
「そうだ、えい!やあ!えい!」
「……二人とも、上手ね」
※NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第31回放送「諦めの悪い男」より
この子たちは、彼女と北条義時(演:小栗旬)の間に生まれた息子と思われます。上の子は後の北条朝時(ともとき。当時11歳)、下の子は北条重時(しげとき。当時6歳)。いつの間にか生まれていました。
劇中でも触れたように比奈の実家である比企一族が滅亡したため、彼女は義時と離縁し(あるいはさせられ)、子供たちとも生き別れになってしまいます。
今回は義時の元に残された兄弟の下の子・北条重時を紹介。果たしてどんな生涯を送ったのでしょうか。
不遇な少年時代北条重時は建久9年(1198年)6月6日、義時の三男として誕生しました。正室・姫の前(比奈)との間に生まれた子としては次男となります。
比企の乱によって母と生き別れ、不遇の少年時代を過ごした重時。