鎌倉と朝廷の二重スパイ!?生田斗真が演じる源仲章の人違いエピソード【鎌倉殿の13人】 (2/6ページ)

Japaaan

後鳥羽上皇。仲章を通じて、鎌倉の遠隔操作を考えていた?(イメージ)

鎌倉幕府の公式記録『吾妻鏡』における仲章の初登場は正治2年(1200年)11月1日。朝廷の命を鎌倉に伝える使者を派遣しています。

晴。相摸權守并佐々木左衛門尉定綱等飛脚自京都參着。去月廿二日爲頭弁公定朝臣奉行。可追討近江國住人柏原弥三郎之由被宣下。是近年於事背 帝命之故也云々。

※『吾妻鏡』正治2年(1200年)11月1日条

【意訳】晴れ。京都にいる仲章と佐々木定綱(演:木全隆浩)から使者が到着。10月22日付で藤原公定(ふじわらの きんさだ)に対し、近江国の住人・柏原弥三郎(かしわばら やさぶろう)を討たせるよう命令が下ったとの報告。柏原が近ごろ勅命に従わないためだとか。

次に登場するのは源頼家(演:金子大地)より「頼全を討て」と命じられ、任務を遂行する場面。その後、鎌倉殿が千幡改め源実朝(演:柿澤勇人)に交代すると、教育係として鎌倉に招かれました。

鎌倉と朝廷の二重スパイ?

古来「鳥なき郷の蝙蝠(こうもり)」とはよく言ったもので、京都では大した学績のなかった仲章でも、鎌倉政権では貴重な実務官僚として活躍できたようです。

「鎌倉と朝廷の二重スパイ!?生田斗真が演じる源仲章の人違いエピソード【鎌倉殿の13人】」のページです。デイリーニュースオンラインは、源仲章阿野頼全公暁大江広元北条義時カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る