鎌倉と朝廷の二重スパイ!?生田斗真が演じる源仲章の人違いエピソード【鎌倉殿の13人】 (1/6ページ)

Japaaan

鎌倉と朝廷の二重スパイ!?生田斗真が演じる源仲章の人違いエピソード【鎌倉殿の13人】

相摸權守使者自京都到着。申云。去十六日。催遣在京御家人等。於東山延年寺。窺播磨公頼全〔全成法橋息〕令誅戮之云々。

※『吾妻鏡』建仁3年(1203年)7月25日条

【意訳】相模権守(源仲章)の使者が京都から鎌倉へ到着。使者の曰く「さる7月16日に在京の御家人らが東山延年寺にいた播磨公頼全(はりまこう らいぜん。全成の息子)を処刑しました」とのこと。

……京都で修行していた頼全(演:小林櫂人)の暗殺犯・源仲章(みなもとの なかあきら)。生田斗真さんが演じる仲章は、いかにも「自分の手は汚したくないけど、エグい事にもけっこう平気で(むしろ好んで)手を染める」嫌なヤツ感たっぷりの名演技でしたね。

※NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第31回放送「諦めの悪い男」より。

さて、そんな仲章はどんな生涯を辿るのでしょうか。今後もちょくちょく出て来るはずなので、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の予習になればと思います。

在京御家人としての活動

源仲章は生年不詳、源光遠(みつとお)の次男として誕生しました。

母親は不明、兄弟には源仲国(なかくに。兄)・源仲兼(なかかね。以下弟)・源仲雅(なかまさ)・源仲賢(なかかた)・源仲輔(なかすけ)・源光輔(みつすけ)・源仲季(なかすえ)・源頼季(よりすえ)・明喜(みょうき)……など子だくさん。光遠は全員の名前を覚えられたのでしょうか。

それはともかく、仲章は後白河法皇(演:西田敏行)に仕えた父と同じく院の近臣として後鳥羽上皇(演:尾上松也)に仕えます。一方で、鎌倉政権とも通じて在京御家人としても活動していました。

「鎌倉と朝廷の二重スパイ!?生田斗真が演じる源仲章の人違いエピソード【鎌倉殿の13人】」のページです。デイリーニュースオンラインは、源仲章阿野頼全公暁大江広元北条義時カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧