「鎌倉殿の13人」今回は畠山重忠の勝利!組み伏せられた義時に突きつけられた刃…第36回放送「武士の鑑」振り返り (2/8ページ)
小四郎殿の言葉を信じたために、このザマだ……月岡芳年「名誉八行之内 礼 畠山重忠」
それでも何とか合戦を避けようと、まずは永年の戦友として義盛が重忠の説得に向かいます。しかし交渉は決裂。ここで北条に屈すれば、末代まで畠山の家名を汚してしまうからです。
「誰が戦などしたいものか!」
国許に愛妻・ちえ(演:福田愛依)を残し、何の大義もなく徒らに命を棄てたい者など、どこにいるでしょうか。
その一方で、自らの手は血に染めず「あの一族を滅ぼして!」と声高に叫ぶ鎌倉の女性たち。戦う覚悟のない者ほど、やれ戦えとことさらに煽り立てるものです。
最前線で命のやりとりをする身としては何ともやるせない限りですが、事ここに至っては開戦やむなし。義時は心ならずも重忠を謀叛人として全軍に追討を命じたのでした。
「後は正々堂々、戦で決着をつけよう」
重忠の覚悟を受け入れた義盛の、実に悲しそうだけど嬉しそうな表情は、坂東武者として「同じ匂い」を嗅いでのものだったのでしょう(そう言えば、壇の浦で入水する平家方に手を合わせていたのもこの二人でしたね)。