「鎌倉殿の13人」ついに牧氏の変、くすぶる余燼…第38回「時を継ぐ者」予習 (5/6ページ)
どうかお目通り願いたい!」
「「「願いたい!」」」
謝罪とは名ばかりで、どう見ても「和解さもなくば一戦交える」気満々です。ここで事が起こったら、北坂東の巨頭・小山朝政がどう出るかも分かりません。
一つ対処を間違えれば、鎌倉が火の海になりかねない……殺気立った坊主集団に恐れをなしたのか、義時は面会を拒否します。朝政も苦笑いだったことでしょう。
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「おぅ相州、詫びに来たンで赦してもらおうかィ」謝罪と反省の気持ちを全身で表現する宇都宮一族(イメージ)
「おい弥三郎よ。謝るなら謝るなりの態度をとらんか」
「そりゃそうなんじゃがな。北条なんかにナメられてたまるかよ」
「これだけ脅かせば十分じゃろう。おう七郎(結城朝光)、弥三郎の誠意に代えて、髻(もとどり)を相州殿にご検分いただけ」
「ははあ」
結城朝光(演:高橋侃)は頼綱の髻を持って義時に差し出し、めでたく謝罪は受け入れられたということです。
終わりにこうして流血は避けられ、北坂東に勢威を誇る宇都宮・小山一族は北条の軍門に下りました。