「世界中がロシアを嫌っている。日本もそうなの?」旅先で出会ったロシア人たちの「今」と、世界への想い (2/5ページ)
オーナーに「ここに来る観光客の多くはロシア人なの?」と聞くと「ここはロシア人にとってバカンスの選択肢のひとつだけれど、例年はこんなに多くないよ」と教えてくれました。
2022年2月以降、ロシア人が入国できる国は非常に少なく限られています。
一人旅の若者、家族連れ、大人数の大学生グループ。
傍からみるとバカンスを楽しんでいるようですが、元々は別の国に行く計画をたてていたけれど行けなかった、という人も多かったのかもしれません。
「世界中がロシアを嫌っている。日本もそうなの?」
さて、異国の大自然を味わいたかった私は、携帯電話の電波も届かない山奥の湖へ出かける1泊2日のツアーに参加しました。
それはローカル向けのツアーで、参加者は多くの現地人とロシア人観光客と私。

▲Photo by Rie Kanno
そこでツアーガイドのロシア語を理解できない私に気付き、終始英語でサポートしてくれたのが、一人旅のロシア人女性ソフィアでした。
また、昼食で同席したのは母と娘2人のロシア人ファミリー。学生だという娘のターニャは「日本がとても好き、興味がある」と、次々に日本に関する質問を浴びせます。
私もロシアには行ったことなかったので、お互いに「実は私の国ってこうだよ」「そうなの!?」という会話で盛り上がりました。
そして翌日、帰途につくバスに乗ろうという間際にターニャは「あのね」と切り出しました。
「今、ロシアとロシア人は世界中から嫌われていると思うの」
ターニャは言葉を探しながらこう続けました。