「どうする家康」織田・徳川の同盟、藤吉郎の尻、氏真のゲスっぷり…第4回放送「清州でどうする!」振り返り (5/8ページ)
もし元康たちも蹴飛ばしていたら、きっと滅ぼされていたことでしょう。そういう(秀吉が天下を獲るという)お約束をみんなが知っているからこそ、恐ろしさが引き立つ演出ですね。
しかし……物語としては興味深いし、演技も絶妙でしたが、見た瞬間「これ、子供が見たら絶対マネするよね?」と嫌悪感を抱きました。
もしこれが筆者の子供時代なら、さっそく月曜日にも被害を受けていたことでしょう。絶対やるでしょ猿ごっこ。「ホラ、笑って『ありがとうごぜぇやす』って言えよ!」かつて意地悪していた同級生たちの顔が目に浮かぶようです。
皆さんの楽しい気分に水を差したくないのですが、野暮を承知で言わせて下さい。こういう人の尻を蹴飛ばすような「いじめ」って面白いですか?
面白いよ!と心から思われるなら、これ以上言うことはありません。ただ、元康には「こんなのおかしい!」というメッセージを発して欲しかったと思います。
立場上、柴田勝家に抗議しろとまでは言いませんが、藤吉郎に対してフォローの一つもできなかったのでしょうか。
ともあれ、これが後に伏線となって「そなた(家康)はわしの尻を蹴らなんだから、悪いようにはせぬ」などと恩情をほどこす展開が予想されます。
嫌がる瀬名を無理やり……氏真ゲスっぷりは本当か一方の駿府では、元康の裏切りに対する見せしめとして、その瀬名が氏真の夜伽役に堕とされました。
劇中でも言及された通り、関口家は今川家に連なる名門。