「どうする家康」本多正信の寝返りでますます泥沼化…第8回放送「三河一揆でどうする!」振り返り (4/7ページ)
父・鳥居忠吉(演:イッセー尾形)ともども、無二の忠節を尽くした鳥居元忠。
さて、そんな吉良義昭は松平家臣団に対して露骨な調略工作を展開。あの夏目広次に家老待遇を約束する他、榊原康政(演:杉原遥亮)・本多忠勝(演:山田裕貴)・平岩親吉(演:岡部大)・鳥居元忠(演:音尾琢真)なども動揺します。
ただ彼らの名誉を守るために付言すると、三河一向一揆に際して彼らが家康への忠義を忘れたとする記録はありません。
もちろん彼らが一切悩んでいなかったという証拠もないため、このような描写がされたのでしょう。しかし榊原・本多・平岩・鳥居らは松平家臣団でも一、二を争う忠臣としてファンに愛されているため、今回は少し残念でした。
土屋長吉重治の最期各地で激戦が続く中、応援を求められた家康は形勢逆転を期して自ら出陣。『徳川実紀』によればこれは上和田城(砦)からの要請で、大久保忠勝(おおくぼ ただかつ)と大久保忠世(演:小手伸也)が守備していました。