音楽をやり続けると脳を若々しく保たれるという研究結果 (2/3ページ)
高齢者の場合、よく音楽を練習している人ほどその領域の活動パターンが若者に似ていた。そして、そうした人ほど、騒音の中で会話を聞き取る能力が高いのだ。
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・音楽を続けることで脳が活性化
音楽をやる高齢者の脳は、二重の意味で会話を聞き取る力が保たれているようだ。
そもそも音を聞き取る力が維持されているだけでなく、ほかの領域から補完的なサポートまで受けていたのだ。
たとえば、音楽をやる高齢者は、幅広い脳領域にまたがる複数の作業を手助けする「前頭頭頂領域」がよく働いているとともに、音の聞き取りとは関係がない神経回路(デフォルト・モード・ネットワーク)がよく抑えられていた。
デフォルト・モード・ネットワークは、ぼんやりしているときに働く、少し変わった脳回路のことだ。これは創造性に関係しているとされる大切な回路なのだが、ただ会話を聞く場合にはあまり意味がない。
今回の研究では、前頭頭頂領域が活発で、デフォルト・モード・ネットワークがよく抑えられているほど、脳内の神経パターンが若者に似ていることがわかった。
つまり、この2つの働きが、会話を聞く機能を補完的にサポートしているようなのだ。
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・若い脳を保つため、音楽を続けよう
「音楽を演奏すると、若々しい神経パターンが保たれるほか、ほかの領域に代替してもらうことで、高齢であっても上手に音声を聞けるようになります」と、筆頭著者であるドゥ博士は話す。