ビール瓶に発情しすぎて、あやうく絶滅の危機となったニセフトタマムシの本当にあった話 (2/5ページ)

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・ニセフトタマムシのオスがビール瓶に発情、交尾を試みていた
 よくよく観察してみると、それはニセフトタマムシ(julodimorpha bakewelli)で、あろうことか生殖器を露わにして先端の挿入器を懸命に突っ込もうとしている。

 つまり、この御仁が、一生懸命ガラス容器と交尾しようとしているということで、これは、明らかにかなり不可解な状況だった。

 それから、ふたりはさらに3本のスタビーが捨てられているのを見つけた。

 驚くことに、そのうち2本にさらにたくさんのオスのタマムシが同じように群がって、コトに及ぼうとしていた。ふたりはこの光景に唖然とした。

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・生殖器をアリに噛みつかれても瓶から離れない
 う~ん、これはいったいどういうことだろう?

 好奇心に駆られたふたりはさらに歩き回って、4本のスタビーを見つけた。それを頭上を飛ぶタマムシのオスが見つけられるように、空地に並べておいてみた。

 すると30分もたたないうちに、ふたつの瓶がオスたちを引き寄せ、全部で6匹のオスが瓶に群がったという。

 よほどこの瓶が魅力的なのだろう。一度、瓶に取りつくと、無理やり引きはがそうとしない限り、彼らは決して離れようとしないのだ。

 グウェンとレンツがもっと驚いたのは、1匹のタマムシが、無数のアリにむき出しの生殖器の柔らかい部分に噛みつかれているにもかかわらず、あくまでも瓶に執着していることだった。
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