古代ローマ人は脱毛に余念がなかった。50本以上の毛抜き(ピンセット)が発見される (3/5ページ)

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とはいえ、脱毛につきものの痛みがなくなるわけではありません・体の露出が多いスポーツでは体毛を除去するの常識だった
 体の露出が多い、レスリングのようなスポーツを行うにあたって、目に見える体毛はすべて除去すべしというのが古代ローマの社会常識があったという。

 幸いなことに、現代の脱毛は、それほど耐え難い痛みを感じないで行えるが、この苦痛に関心が向けられたのは、ここ100年ほどのことだ。

 ローマ人にとって、肉体的な完璧を目指すには、代償がともなったということだ。彼らは公衆浴場にも執着していて、毎日のように頻繁に通った。

 地位や洗練さの象徴として、多くのローマ人は、外見を美しく見せるためのさまざまなツールを備えた専用の身だしなみセットさえ持っていたのだ。その中にはピンセットもあった。

 古代ローマでは、とにかく無用な体毛を根こそぎにするため、ピンセットはそれこそ体のあちこちに使われた。

 ローマのファッションに負けじと、ブリテン島のローマ人も、自分たちが野蛮人ではないことを主張するため、ツルツルのお肌を好んだ。・ただ悲しいことに、ピンセットでの脱毛は痛みを伴う
 だが悲しいことに、これは、痛み、つまり耐え難い苦しみをともなう脱毛処置に耐えることを意味
していた。一般的に、脱毛は奴隷の手によって行われていた。

 この苦しみは、拷問に等しく、ローマの作家で、政治家でもあったセネカは、かつて友人に宛てた手紙の中で、公衆浴場で繰り返される騒動を嘆いた。

腋毛処理を行う痩せた男のあげる声は、まさに金切り声そのもので、まわりの人たちが驚いて、思わず振り向くほどだ。
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