AIは97%の精度でヒット曲を特定できることが判明。機械学習と神経科学の融合 (2/4ページ)

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 ただし、それはあくまで参加者が知っている曲にかぎった話だ。

 初めて聴く曲の場合、たとえ参加者が良い曲と思ったとしても、必ずしもヒット曲ではなかったのだ。

 このことは、音楽を聴いた感想から、将来それが流行するかどうか当てるのは難しいということを意味する。

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・脳の反応データをAIが機械学習することでヒット曲を見抜く精度が上がる
 ところが、脳はもっと上手に将来のヒット曲を見抜けるようなのだ。

 音楽に対する神経生理学的な脳の反応データを統計学的に分析すると、今聞いている曲がヒット曲かどうか69%の正解率で言い当てることができた。

 さらに機械学習したAIに予測させると、その数字は97%にまで跳ね上がったのである。

 しかもこのAIは、曲の最初の1分間を聴いた脳の反応だけでも、それがヒット曲かどうか82%の正解率で言い当てることができた。

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・スマートウォッチのセンサーで脳を観察
 この実験のもう1つのポイントは、脳の反応を測定するために使われたセンサーだ。それは普通に売られているスマートウォッチだったのだ。

 スマートウォッチの中には、心拍数などを計測するセンサーが内蔵されているものがある。今回の実験では、こうした心拍数などのデータから、脳の反応が推測されている。

 人は音楽を聴いたりして感情が刺激されると、脳内で音楽の楽しさと関係するとされる「ドーパミン」や、幸福感を高める「オキシトシン」といった神経伝達物質やホルモンが放出される。
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