AIは97%の精度でヒット曲を特定できることが判明。機械学習と神経科学の融合 (3/4ページ)
これらは最終的に心拍数などにも影響を与える。だから心臓がドキドキする様子を調べることで、脳が音楽にどう反応しているのかも調べられるのだ。
音楽に限らず、今回のように脳の反応から将来の動向を予測する方法を「ニューロ・フォーキャスティング(神経予測)」という。
スマートウォッチのような手軽なデバイスで脳の状態を調べられるのならば、ニューロ・フォーキャスティングの実用性がグッと高まることになる。
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では今回のAIを使えば、これからリリースされる楽曲のどれがヒットするのか、97%の精度で言い当てられるのだろうか?
少なくとも今回の研究では、参加者も使われた曲もかなり少ないため、もっと大規模な研究が必要となってくる。
また音楽の好みは人それぞれで、文化の影響も大きいという特殊性があるために、国ごとにデータを収集する必要もある。
とはいえ、AIの学習をもっと大規模に行ったら、より幅広いジャンルのヒット曲を予測できるようになる可能性は高い。
となれば、ニューロ・フォーキャスティング(神経予測)は、音楽業界の誰もが無視できない技術になるかもしれない。
さらに音楽だけに限らず、映画やテレビのような視聴者の感情を揺さぶるコンテンツにおいても、ニューロ・フォーキャスティングが用いられるようになるかもしれない。
研究チームのポール・J・ザック教授によると、アーティストが直面するジレンマの1つに、自分が良いと思った曲が必ずしもヒットするわけではないというものがあるという。
それは冒頭にあげた資金力や企業のマーケティング、プロモーションなどの力によるものも大きいのだが、そういった不公平を、ニューロ・フォーキャスティングは解決してくれるかもしれない可能性を秘めているという。
没入感を測定することで、世間がどんなものを好むのか、すぐにわかるようになります。