「男性は狩猟、女性が採集」という長年の定説が誤っていたことが大規模分析で判明 (2/4ページ)

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・狩猟採集社会の79%で女性が狩猟に参加していた
 その可能性を調査するため、シアトル・パシフィック大学のアビゲイル・アンダーソン氏ら研究チームは、過去100年間に公開された数十の学術論文のデータを分析し、世界63の狩猟採集社会と、北米、アフリカ、オーストラリア、アジア、その他オセアニア地域などなどの女性狩猟者の埋葬を含む情報をすべて分析してみた。

 その結果、調査の対象となった採集社会の79%で女性が狩猟に参加しており、その地位は母親になった後も変わらなかったとのこと。

 さらに、女性の狩猟の70%以上は、ほかの活動中に偶然に動物に遭遇して殺したといった日和見的な狩りではなく、あらゆる大きさの獲物を意図的に狙って狩るものだった。

 鳥やウサギといった小動物だけではなく、シカやヘラジカのような大型動物をターゲットにしたことが多かったのだ。

 分析から、女性は積極的に狩猟の指導にも関わり、多種多様な道具を使い、狩猟戦略を採用していることもわかった。

 ここから、多くの狩猟採集社会で、女性は熟練したハンターであり、実戦的な狩りにおいて重要な役割を担っていたことがわかる。

 狩猟採集社会における性差の役割について、長年信じられていた固定観念に対する考えが覆されたことになる。
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