「男性は狩猟、女性が採集」という長年の定説が誤っていたことが大規模分析で判明 (3/4ページ)
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・なぜ「男性は狩猟、女性が採集」という説が広がったのか?
ではなぜ「男性は狩猟、女性が採集」という役割分担の定説が広がったのか?
研究の共著者であるシアトル・パシフィック大学教授で生物学の共同教授であるカーラ・ウォール・シェフラー氏によると、過去に出された2冊の本がこの固定概念を植え付ける結果につながったのではないかと考えている。
民族学者たちのシンポジウムに基づいた「Man the Hunter」(1968年、Aldine出版)とその15年後に出版された「Woman the Gatherer」(1983年、Yale University Press)だそそうだ。
「もし動物を狩ることがコミュニティに食糧を提供する助けになるのなら、女性だからといってそれを無視する理由は何もないはずです。このような厳格な労働分担は理にかなっていない」とウォール・シェフラー氏は語っている。
研究著者たちは、こうした固定観念がこれまでの考古学研究に影響を与えてきたとして、例えば、女性と一緒に埋葬されていた道具を狩猟に使ったものと解釈するのを、なかなか認めようとしない研究者もいると指摘する。
こうした証拠の再評価を求め、今後の研究において、男は狩猟、女は採集といった誤った考えに注意するよう呼びかけている。
「世界中から見つかっている証拠は、大多数の文化社会で、女性が生きるために目的をもって狩猟に参加していたことを明確に示している」とつけ加えている。