太陽光だけを利用し周囲の空気から飲料水を採水。持ち運び便利な小型装置が開発される (1/4ページ)
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大規模な洪水や大雨が起きている一方、地球上では深刻な飲料水の不足も発生している。世界の3分の1の人たちは、雨が降らなかったり、水が汚染されていることで、安心して飲める水が確保できていないという。
そこで、カリフォルニア大学バークレー校の研究チームは「金属有機構造体(MOF)」という特殊な次世代素材を内蔵した、飲料水採取装置「ハーベスター」を開発した。
この装置は、太陽光のみをエネルギー源にして、空気に含まれた水蒸気を吸収し、きれいな飲み水にするという画期的なものだ。
小型で携帯可能なので、どこにでも持ち運べるため、飲料水不足の地域で、きれいな水を確保するために活躍してくれると期待されている。
・深刻な水不足をどう乗り越えるか?
日本は比較的水が豊富なため、あまり実感できないかもしれないが、世界では水不足がますます深刻なものとなりつつある。
国連の予測によると、2050年には50億人近くの人々が、1年のかなりの期間で飲料水にこまる状況になるという。
この世界的な水不足にどう対処するのかは、人類が今直面している大きな課題だ。
一つのアイデアが、水を吸収する素材によって空気中に含まれた湿気を取り出すという方法だ。たとえば、MITの研究チームは、乾燥剤とオムツを使った低コスト吸収剤を考案している。