AIで作られた「ディープフェイク」映像を見た視聴者の半数が偽の記憶を植え付けられたことが判明 (2/3ページ)
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・ディープフェイクの記憶改ざん力を調査、半数の人に偽の記憶
こうしたディープフェイクの潜在的なメリットとデメリットを探るため、アイルランド国立大学コーク校などのチームは、AIで有名映画をリメイクし、登場人物の顔や声を別の人物のものにすり替えたものを作り上げ、それを参加者(436人)に視聴してもらうという実験を行った。
たとえば、SF映画『マトリックス』の主人公ネオは本来キアヌ・リーブスが演じているが、これをAIでウィル・スミスの顔にすげ替え、リメイク作品ということにする。
ほかにリメイクされた映画は、『シャイニング』『インディ・ジョーンズ』『キャプテン・マーベル』で、シャイニングなら登場人物の一部がブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーにすげ替えられた。
これを視聴した参加者には「これらのリメイク作品を観たことがあるか?」「オリジナル作品を観たことがあるか?」といった質問をする。
くわえて最後に、視聴したリメイク作品にはフェイクが含まれていた可能性があると明かされ、自分が観たものにそれがあったと思うかどうか質問された。
その結果、参加者の半数、平均49%の人が、ディープフェイクのリメイク映画を以前にも観たことがあり、大勢の人がオリジナルよりもいい出来だなどと感想を述べていたのだ。
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・ディープフェイクがすごいのではなく、人の記憶がもろいことが判明
この実験結果は、ディープフェイクに偽の記憶を作り出す力があることを示している。