木村拓哉は「ずっといる!」芸能スターが体験した怪談!本当にあった「怖い話」 (5/10ページ)
アクション映画の撮影などでもよく使う場所なんだけど、ここ、もともと精神病棟だったらしくてね。鉄格子の部屋なんかもあって、おどろおどろしい雰囲気なんだよ。
あるとき、休憩の合間、トイレに行こうとしたんだけど、病院内はやたら広くて、電気も通っていないから、真っ暗でさ。
気づくと、病院内で迷ってしまって、いつの間にか、鉄格子のある部屋の前に来ていたんだよ。
うわ、イヤだな……。
俺は昔から第六感みたいなものが強くて、嫌な予感も敏感に感じるんだよね。
早く、この場から立ち去らないと。きびすを返そうとしたときだった。
キィ、キィ、キィ……。
真っ暗な廊下の向こうから、何か軋むような音が聞こえてきたんだ。しかも、その奇妙な音は明らかに、こっちに近づいて来る。
すると、暗い廊下の向こう空間がゆがんでいるというか、黒いモヤみたいなものが見えてきたんだ。
そのまま眺めていると、15メートルほど先に、車椅子に乗った少年が近づいて来るのが、ぼんやりと見える。
出たー!
霊を見たのはそれが初めて。しかも、“見えている”ことが幽霊に分かると、話しかけられるって言うじゃない?
だから、絶対に目を合わせないようにして、すぐに、その場から離れた。
だけど、外の簡易トイレに行っても、上から“誰か”が見ているんだよ……。
撮影中も、霊が、ちょいちょいイタズラしやがって。銃撃戦のシーンなのに、共演者が全然、発砲できなくなったりするわけ。俺が持参した粗塩を銃にぶっかけると、とたんに撃てるようになったこともあったね。
ただ、俺に言わせりゃ幽霊よりも怖いのが人間よ。それも生き霊だね。
俺たちの業界って、生き残りをかけたサバイバルレースだからさ。同業者から妬まれて、生き霊を飛ばされることもよくあるんだよ。
どうにも最近、調子が悪い。スッキリしないなぁ、というときはだいたい、誰かが生き霊を飛ばしているね。
そういうときは「誰だ! 生き霊を飛ばしやがって!」と、気合いではじき返すようにしているよ。