松本潤主演大河ドラマ『どうする家康』ここが変だよ!徹底討論15 (6/7ページ)

日刊大衆

そのルーツとなったのは、安土城の下水が、さばいた魚で臭くなったという逸話ですが、これもウソ。そもそも、光秀とは何も関係ありません」(加来氏)

 跡部氏が、最近の有力な説を教えてくれた。

「光秀が、信長から毛利攻めで国替えを命じられたことが引き金になったという説です。これは“毛利を倒せば、その土地をあげる”というもので、毛利が難敵だったことを考えると、かなりの無茶ぶり。もちろん、それだけが理由ではありませんが、それが信長を討つ契機となったのは十分に考えられます」

■石川数正が豊臣秀吉側に寝返る“最大のドラマ”

 さて、信長も退場し、ドラマは終盤へ。今後の見どころは、どこか。

「小牧・長久手の戦い以降、家康の家臣である石川数正(松重豊)が、秀吉側に寝返るところは“最大のドラマ”でしょうね」(加来氏)

 小牧・長久手の戦いとは、秀吉と織田信雄VS家康陣営との間で行われた戦。最終的に双方は和睦したが、その直後、数正は岡崎城を出奔し、秀吉の配下となる。

「家康の家臣の中には“秀吉を討つ”という声もあった。そんな暴走を止めるために、数正が出奔したとも考えられるんです。重鎮の数正が出奔すれば、徳川の情報は秀吉側に筒抜けになり、勝ち目はなくなる。自分が悪者となり、戦をやめさせたのでは」(前同)

 さぁ『どうする家康』では、どう描かれる……?

■まだある!ここがヘンだよ!『どうする家康』

信長が「首を突き刺した」はウソ? 劇中で信長は、討ち取った今川義元の首を、槍に刺して投げつける。これは史実と違い、「『信長公記』には、義元の首を供養するために丁重に、今川居城の駿府へ送り返したと書かれています」(跡部氏)。実際の信長は礼儀を重んじる性格?

火縄銃は連射できない? 劇中では、信長は火縄銃を連射するが、「撃つたびに火薬と弾を込めなければならず、連射は無理なんです」(跡部氏)。

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