「どうする家康」きらめく星空の下、ロマンチックに語らう二人。第35回放送「欲望の怪物」振り返り (4/7ページ)
そんなに卑しく見えるか!」と激怒しました。
しかし二人は真意を説明し、家康も納得。果たして諸大名の前で猿と狸の茶番劇が披露されたのです。
「実はその前夜、秀吉が根回しに来て三度も拝礼しおったわい」
後に駿府城へ帰った家康が、家臣たちに自慢したのは言うまでもありません。
どうか殿下の陣羽織を!徳川家康が豊臣秀吉にねだった理由とは【どうする家康】 表裏比興について「表裏比興」「信玄公の小脇指」など、二つ名の多いヤツにロクなのはいない……だが、そこがたまらない魅力を放つ真田昌幸(画像:Wikipedia)
昔から「武士に二言はない」とは言いますが、馬鹿正直では渡っていけないのが戦国乱世というものです。
真田昌幸(佐藤浩市)は主君・武田家の滅亡後、上杉・北条そして徳川の三つ巴に揉みしだかれながらもしたたかに生き抜いてきました。
「表裏比興の者」
言行に表と裏を使い分ける卑怯者、しかし卑怯も極めればまことに比興。その生き様には得体の知れない魅力があります。