「どうする家康」きらめく星空の下、ロマンチックに語らう二人。第35回放送「欲望の怪物」振り返り (3/7ページ)
家康としては苦笑するよりなく、元忠が忠義を貫いてくれることに期待するよりありません。
実際、秀吉は元忠を徳川家中より引き抜こうとしたことがあり、元忠はこれを辞退しています。
また劇中には登場していませんが、元忠の嫡男である新太郎(後の鳥居忠政)も引き抜こうとしていました(こちらも元忠によって阻止)。
鳥居一族は亡き鳥居忠吉(イッセー尾形)はじめ代々忠義を尽くした譜代の家柄。秀吉は忠義に篤い三河武士団を羨み、切り崩すべき脅威と感じていたのでしょう。
他の家臣たちにも引き抜きを図っていますが、また改めて紹介できたらと思います。
その手は食わぬ!豊臣秀吉からの誘いを辞退し、忠義を貫いた鳥居元忠【どうする家康】 陣羽織について劇中では家康自身の発案であるかのような「陣羽織」宣言。
しかし江戸幕府の公式記録である『徳川実紀』を読むと、このアイディアは豊臣秀長(佐藤隆太)と浅野長政による発案となっています。
二人が「殿下の陣羽織を御所望なされませ」と提案したところ、家康は最初「わしは今まで他人様の物を欲しがったことはない。