誤った記憶を思い出そうとすると脳がサインを出すことが判明 (1/5ページ)
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正しい記憶と間違った記憶を思い出すときとでは、脳の活動が大きく変わることが明らかになったそうだ。
個人的に経験した記憶の中に「エピソード記憶」と呼ばれるものがある。長期記憶の1種で、いわゆる思い出の記憶だ。
米ペンシルベニア大学のチームは、ちょっとした工夫で人間に勘違いをさせて、間違ったエピソード記憶を思い出させるという実験を行った。
その結果、間違った記憶を思い出す直前、記憶を司る「海馬」にその前兆となるサインが現れることが明らかになったのだ。
こうした発見は将来的に、心的外傷後ストレス障害(PTSD)のような、記憶の混乱に関係する病気を治すヒントにもなるかもしれない。
・誤った記憶を思い出そうとするとき、海馬で何が起きているのか?
誕生日のパーティや初めて行ったデート、あるいは最近学校であった笑える話など、特定の文脈(時間や場所など)に結びついた記憶のことを「エピソード記憶」という。
一方、もっと一般的な知識や情報についての記憶のことを「意味記憶」と言い、どちらも長期記憶である。
エピソード記憶は非常に個人的な記憶で、脳の「海馬」と呼ばれる領域で処理されていることが知られている。
私たちに大切な思い出があるのは、この海馬が正しく記憶を思い出してくれるおかげなのだが、時には間違った記憶を思い出してしまうこともある。
そんなうっかりミスをした海馬で一体何が起きているのか、詳しいことはまだわかっていなかった。