誤った記憶を思い出そうとすると脳がサインを出すことが判明 (3/5ページ)
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・間違った記憶を口に出す1秒前にサインを検出
その結果、正しい単語と間違った単語では、記憶を思い出す”直前”の海馬の電気活動が大きく違うことが明らかになった。
誤った記憶を思い出そうとするとその前兆は単語を口にする1秒前に現れ、すぐに消えてしまうという。
面白いことに、同じ間違いでも、1番目のリストの単語を答えたときと、どちらのリストにも載っていない単語を答えたときでは、前者の海馬の活動の方が正解のそれに似ていた。
研究チームは、両リストにある単語を口にしたときに海馬の活動が似ていたのは、それらを暗記したとき、同じ部屋の同じ席に座っていたからではないかと推測している。
つまり文脈がよく似ていたので、脳内の記憶も似たようなものになったと考えられるのだ。
2つ目の実験では、花・果物・昆虫の3カテゴリーに分類された単語リストで、先ほどと同じような実験を行なっている。
これはテスト的には間違った単語でも、意味的には似ているような場合にどうなるのか調べることが狙いだった。
例えば、参加者が花のリストを暗記した後で、正解の「ユリ」ではなく、不正解だが花である「ヒマワリ」を思い出したとする。
このときの海馬の活動は、「時計」のような花ではない単語を思い出したときと、何か違うのだろうか?
そしてこの実験でも、文脈の重要性が確認されたそうだ。同じ間違いでも、時計よりもヒマワリと答えたときの方が、正解のときの海馬の活動に似ていたのだ。