祝!阪神タイガース38年ぶり日本一「日本シリーズ神采配」究極15選 (7/8ページ)

日刊大衆

自らの手で、日本一を手繰り寄せてみせたんです」(専門誌記者)

 そんな森監督率いる西武は、野村ヤクルトとの決戦となった92年にも、紙一重の勝負に勝ち、日本一に。

■“弱者の戦略”で強くなっていった

 当時を振り返って、ヤクルトOBの秦氏が語る。

「戦前の予想は軒並み4勝0敗で西武。それをチーム全体で綿密なミーティングを繰り返して、あと一歩まで追いつめた。僕自身、第6戦でサヨナラ本塁打を打っていただけに、第7戦のあとは一人、悔し涙を流した記憶がありますよ」

 勝負を分けたのは、三塁走者だった広沢克己が、本塁で憤死した7回裏。

「彼のスタートの出遅れがなければ、決勝点になっていた」と、秦氏が続ける。

「あのプレーを機に、責任の所在を明確にした“ギャンブルスタート”という考え方が生まれ、翌93年には、西武を相手に雪辱を果たすことができた。野村さんの言う“弱者の戦略”で、負けを力に変えて、ヤクルトは強くなっていったんです」

 レギュラーシーズンとは段違いに、“采配”がモノを言う最高峰の短期決戦。

「アレのアレ」を果たした岡田監督の采配も、未来に語り継がれるだろう。

■語り継がれる名将たちの神采配

2009年 巨人VS日ハム 第1戦 鈍足・阿部慎之助を救った「偽装スクイズ」1点リードの7回表、無死一、三塁。初球、木村拓也がスクイズの構えでまさかの空振り。しかし、三塁走者の谷はスタートしておらず、日ハムバッテリーは混乱。一塁走者の阿部が悠々と二塁を陥れ、「偽装スクイズ」成功。チャンス拡大で、続く代打・李承燁が中前へ決勝タイムリーを放ち、見事4-3で勝利を収めた。

2019年 ソフトバンクVS巨人 第1戦 代打の代打を送り込み投手を揺さぶって圧勝 7回、1死一、三塁の場面で、工藤監督は左の代打・長谷川勇也を送る。

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