男女の平均寿命の差は縮まりつつある (2/4ページ)
「女性の死亡ペースの低下、言い換えれば、長寿化のペースが鈍化しているということです」・今後も世界的に平均寿命が伸びると予想
2030年の平均余命は、女性が86.54歳、男性が83.13歳になるだろうと、研究者たちは予想している。
「この研究は、世界の平均余命が延び、時間の経過とともにその男女差も縮まりつつあることを示す疫学的傾向と一致しています」というのは、カリフォルニア大学サンフランシスコ医学校の医師、ブランドン・ヤン博士。
世界保健機関(WHO)によると、2000年に66.8歳だった世界の平均余命は、2019年には73.4歳まで延び、1998年から2016年の間に10ヶ国での男女の平均余命差が縮まっているという。世界レベルでこの傾向が続いているようだ。
しかし、ヤン博士は昨年、米国での平均寿命の性差ギャップに関する報告書を発表しているが、そこでは世界データとは対照的に男女差が広がっているという。
米国人の平均寿命の男女差は、2010年の4.8歳から2021年には5.8歳と広がっている。
『PlOS ONE』誌に発表された新たな世界的研究では、さまざまな国の死亡率の傾向を追跡し、どの地域が長年にわたって同じ傾向を示したのかを特定したと、アタンス氏は言う。
こうしたデータは、国連人口部から提供されたもので、さまざまな国のさまざまな年齢の人の平均余命と死亡率データが含まれている。
研究チームは、1990年から2020年までのデータを調べ、死亡率に関連する9つの指標の類似性に基づいて、世界194ヶ国をクラスターにグループ分けした。