ポンペイ遺跡で発見された子供の落書きには剣闘士の戦いが描かれていた (1/5ページ)
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西暦79年のベスビオ火山の大噴火によって丸ごと埋まってしまったポンペイの町から、意味深い木炭画が発見された。
それらは剣闘士の闘いを表した落書きだ。単純で稚拙なスケッチから、おそらく5歳から7歳くらいの子どもが描いたものではないかと考えられる。
これは当時、大人が観戦して楽しんでいた闘いの血なまぐさい光景を、幼い子どもたちも実際に見ていた証拠かもしれない。
・ポンペイの遺跡で発見された子供たちの落書き
この落書きは、最近一般に開放された、ポンペイ考古学公園の住宅地やパン屋のある界隈、インスラ・デイ・カスティ・アマンティで見つかった。
大噴火が起こる前、ポンペイの子どもたちは、死ぬまで闘う剣闘士の姿を家の中庭の壁に木炭で描いていた。
こうした暴力を幼い子どもが定期的に目にしていたとしか思えないほど、その絵柄はリアルなものだった。
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ポンペイ遺跡、インスラ・デイ・カスティ・アマンティで発見された木炭画の1つ / image credit:MIC - Archaeological Park of Pompeii・剣闘士の戦いが描かれていた
剣闘士とは人間や獣相手に闘うよう訓練された戦士で、その闘いぶりを観て楽しむのが古代ローマの娯楽のひとつだった。
落書きがあった場所は、ある家の中庭の壁だった。床からおよそ1.5メートルほどの高さのところに剣士らしき4人と動物が描かれていた。
そのうち2人は向き合い、残る2人は2頭のイノシシに長槍を向けてるためベスティアリ(獣闘士)と思われる。またよく見ると右端にワシの頭らしきものも描かれている。