最も保存状態の良い三葉虫の化石が発見され、体の構造が明らかに (3/5ページ)

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 こうして海岸近くの浅瀬に生息していた三葉虫は瞬時に生き埋めにされ、現代にまで残されることになった。

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噴火による火砕流に飲み込まれる直前の三葉虫のイメージ / image credit:Katrina Kenny

 それは本当に一瞬の出来事で、三葉虫の化石の中には、腕足動物という小さな無脊椎動物がくっついているものがあったほどだ。

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化石の 1 つを復元したもの。青色は表皮に付着した腕足動物 / image credit:Arnaud Mazurier/University of Poitiers・新たな化石により三葉虫の構造が明らかに
 この保存状態の良い化石によって、これまで知られていなかった三葉虫の特徴が明らかになっている。

 例えば、三葉虫は高度に発達した摂食装置を持っていたようだ。とりわけ触角の後ろにある頭部の付属器官は”とげつきのスプーン”を思わせ、食べ物をすくって口に入れるのに使われていた。

 さらに、とげつきスプーンには、味覚センサーや触覚センサーと思われる触角のような構造がある。

 また化石の中には、消化器官全体(下図参照)がわかるものもあった。口から始まる開口部は食道につながり、J字の胃へといたると、そこから長い腸が全身へと伸びている。

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Protolenus (Hupeolenus) sp.の側面図。
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