作家デビューしたまひろ、娘に原稿を燃やされスランプに…大河ドラマ「光る君へ」8月4日放送振り返り (9/10ページ)

Japaaan

よの中にあるひとことわざしげきものなれば、心におもふ事を、みるものきくものにつけていひいだせるなり。はなになくうぐひす、みづにすむかはづのこゑをきけば、いきとしいけるものいづれかうたをよまざりける。ちからをもいれずしてあめつちをうごかし、めに見えぬおにかみをもあはれとおもはせ、をとこをむなのなかをもやはらげ、たけきものゝふのこゝろをもなぐさむるはうたなり。(以下略)

【意訳】……(劇中で言及の部分は割愛)……花にとまるウグイス、水にすむ蛙(かはづ)の声を聞けば、生命あるすべてが歌を詠まないことはない。力を入れずに天地を動かし、鬼神さえも感動させ、男女の絆を深め、荒々しい武士(もののふ)の心を慰めるのが和歌である。

……和歌とは何たるかをいかんなく表した名分として今日に伝わっていますね。

人の親の心は闇にあらねども子を思ふ道に惑ひぬるかな

【意訳】親心は闇ではないが、子を思うと道に迷ってしまうものだ。

これは紫式部の曾祖父・藤原兼輔が詠んだ和歌。『源氏物語』で26回も引用されるほど気に入っていたようです。

まひろが生まれた時点ではとっくに落ちぶれていたものの、兼輔の代は中納言にまで昇っており、往時を羨んだのかも知れませんね。

藤原頼通「敢えて問う、兵は率然の如くならしむべきか。曰わく可なり。夫(それ)呉人(ごひと)と越人(えつひと)の相悪(にく)むや、其の舟を同じく済(な)りて風に遇うに当たりては、其の相い救うや左右の手の如し」

『孫子』の故事成語「呉越同舟(ごえつどうしゅう)」を勉強しています。日ごろは憎みあっていても、同じ舟に乗って嵐に遭えば、左右の手のごとく助け合う喩えです。

頼通もいつか、呉越同舟の事態に直面するのでしょうか。

第31回「月の下で」は8月18日(日)放送!

安倍晴明「今、あなた様のお心の中に浮かんでいる人に会いにお行きなさいませ。

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