ついに『源氏物語』誕生!ヒロインのモデルは藤原定子?ほか…大河「光る君へ」8月18日放送振り返り (7/8ページ)
もし桐壺更衣が定子としたら、光源氏のモデルは敦康親王?(イメージ)
綿密な取材の末に脱稿した『源氏物語』。この時点では、まだ第一帖「桐壺」くらいまでと思われます。
道長「主上(おかみ。一条天皇)がこれを読まれたら、かえって機嫌を損ねられてしまうのでは……」
そう危惧するのも無理はありません。ここに登場するヒロイン・桐壺更衣(きりつぼのこうい)は、亡き藤原定子(高畑充希)そっくりなのですから。
帝の寵愛を受ける女性が、嫉妬する周囲からひどい虐めを受け続ける。そのシチュエーションが、まさに定子そのものでした。
そんな桐壺更衣の恃みは桐壺帝からの寵愛のみ。苦境の中で産んだ皇子こそ、本作の主人公・光源氏です。
……が、一条天皇はそこまで読めずに草紙を閉じてしまいました。
そりゃそうです。結局は定子を守りきれずに喪ってしまったトラウマをえぐられる思いだったことでしょう。
一度は草紙を置いた一条天皇。しかしきっと、再び草紙を手に取るはずです。
ひとたび読んでしまったら、続きが気になってしょうがなくなる。物語とはそういうもの、皆さんも経験があるかも知れません。
物語に心揺さぶられればなおのこと、桐壺更衣がその後どうなったかを知らずにはいられないでしょう。
果たしてまひろがそこまで読んで、あえて一条天皇の神経を逆撫でる作品を書いたのか、気になるところです。
『枕草子』で美しくのみ彩られた人々の本性をえぐり出したい。
