薬剤耐性と急性中耳炎 医師と患者のコミュニケーションが重要 (1/6ページ)
AMR臨床リファレンスセンターでは、政府で策定された「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン2023ー2027」に基づき、AMR対策を進めています。AMR対策の基本は抗菌薬(抗生物質)の適正使用と感染対策です。抗菌薬の適正使用とは、抗菌薬が必要な疾患に対して、適切な抗菌薬を、適切な使い方で治療をすることです。抗菌薬で治療ができる疾患は、細菌が原因となる感染症です。今回、AMRと急性中耳炎をテーマに、耳鼻咽喉科専門医でもある、ながたクリニック 院長の永田理希先生にお話を伺いました。
子どもに多い急性中耳炎は、安易に抗菌薬が処方されることの多い疾患のひとつです。しかし抗菌薬の不適切な使用は、薬剤耐性菌を広めてしまう原因となるおそれがあります。急性中耳炎の診断や治療について、 わたしたちはどのようなことに注意すべきなのか、お話から詳細を探っていきます。
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永田 理希 先生 希惺会 ながたクリニック (石川県加賀市) 院長
東邦大学医学部卒業、国立金沢大学医学部大学院にて肺炎球菌・インフルエンザ菌耐性菌に関する論文で医学博士号取得。メスの握れるプライマリケア診療を実践し、乳幼児~高齢者まで幅広く診療を行い、かかりつけ医として地域医療に貢献。感染症予備校として感染症倶楽部開設。その活動は今年で19年目。プライマリ・ケア学会 感染症チームコアメンバー。
本ニュースレターのサマリー
•子どもは大人より耳と鼻をつなぐ耳管が太く・短く・水平に近いため、急性中耳炎になりやすい
•急性中耳炎の多くは、自然治癒する。