大河「べらぼう」に登場!蔦屋重三郎が手がけた吉原遊女たちの錦絵『雛形若菜』(画:礒田湖龍斎)を解説【前編】 (4/6ページ)
『一目千本』(大阪大学附属図書館所蔵) 出典: 国書データベース,https://doi.org/10.20730/100080738
花魁を生け花に見立て…大河「べらぼう」で紹介された北尾重政『一目千本』全ページを一挙紹介!しかし、遊女たちが稼いだお金は楼閣に吸い取られて手元に残る金はわずかなもの。「さらなる負担はかけられない」と蔦重は悩みます。
そこでひらめいたのが、呉服屋をスポンサーにして彼らが売りたい着物を花魁たちに着てもらい、それを錦絵に描く……というアイデアでした。
人気花魁がトレンド着物を着こなす現在でいえば、ファッションブランドがスポンサーとなってお金を出し、インフルアンサーの有名な花魁たちが、それぞれのブランドの衣装を身にまとったファッションカタログのようなもの。
もちろん現代のように、すぐに撮影できるデジタルカメラも色修正や加工などができるデザインソフトもパソコンもあるわけではないので、一人一人の絵を描いていくことになります。
蔦重は、浮世絵師・礒田 湖龍斎(いそだ こりゅうさい)にその錦絵を依頼します。
