吉原遊女への折檻はどんなものがあった?足抜の現実…ほか【大河べらぼう】3月2日放送の解説&振り返り (6/9ページ)
恐らく竹の棒が裂けて空を切る音や肉を打つ音に由来するのでしょう。
まさにあの手この手の折檻でしたが、遊女たちは大切なのは商売道具。殺したり障害が残るまで責めるようなことはしません。基本的には。
とは言え折檻が過ぎて死んでしまった遊女も少なからずいました。投げ込み寺として知られる浄閑寺(じょうかんじ)の過去帳には、出血・絞死・殴死などの死因が記録されています。
民も遊女も生かさず殺さずの匙加減が難しいものでした。
二人で逃げたその先は?足抜の現実
塀を乗り越え、お歯黒どぶを渡り脱出する遊女。『帯屋於蝶三談』より
今回は小田新之助(井之脇海)とうつせみ(小野花梨)が足抜(あしぬき、あしぬけ。欠落とも)を敢行するも、お約束通り捕まってしまいます。
吉原遊廓は基本的に大門からしか出入りできず、大門では四郎兵衛会所の番人が警戒していました。
脱出するには高い塀とお歯黒どぶを乗り越えるか、今回のように通行切手を工面したり男装したりで大門を通るしかありません。
遊女が足抜したとなれば、忘八にとって大打撃。彼女の稼ぎ分が損なわれるばかりか、遊女が逃げ出した店として評判もガタ落ちです。