吉原遊女への折檻はどんなものがあった?足抜の現実…ほか【大河べらぼう】3月2日放送の解説&振り返り (8/9ページ)

Japaaan

これはかつて少年時代に渡した赤本『塩売文太物語』のヒロイン”小しお”から採ったものでしょう。

子供のころからずっと気づかなかった自分の気持ちを、その偽名に込めた蔦重。しかし時すでに「遅かりし由良之助」、あざみはもはや瀬川となり、その名跡を背負うことを決断しました。

お前と心中しても添い遂げたい。そんな想いを顔で笑って心で泣きながら受け取った瀬川。蔦重のみっともなさともども、実に妙演だったと言えるでしょう。

ところで本当に心中した場合、その始末はお世辞にも美しいものではありませんでした。

心中して2人とも死んだ場合、その死体は葬儀を禁じられ、野犬やカラスの食い荒らすに任されたと言います。

片方が死に損ねた場合、下手人(殺人犯)として斬罪(斬首刑)に処されました。

そして2人とも生き残ってしまった場合、三日間市中に晒し者とされた挙句、非人の身分に落とされたそうです。

当然ながらそれぞれの身内や関係者も有形無形の咎めを受けることになります。

結局どこへ逃げても生き場はないし、生きるためにはどんな形であれ闘うよりありません。

今も昔も変わらない現実を、改めて認識するひとときとなりました。

第10回放送「『青楼美人』の見る夢は」

瀬川(小芝風花)の身請けが決まり、落ち込む蔦重(横浜流星)。そんな中、親父たちから瀬川最後の花魁道中に合わせて出す、錦絵の制作を依頼され、市中へ調査に出るが…。

※NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」公式サイトより。

瀬川との想い破れて落ち込む蔦重。しかしここで吉原遊廓を盛り上げる使命を忘れては名が廃ろうというもの。

未練を断ち切るためには前へ進むしかないのです。瀬川を見送るために、立派な本を作ってやろうと意気込むことでしょう。

「吉原遊女への折檻はどんなものがあった?足抜の現実…ほか【大河べらぼう】3月2日放送の解説&振り返り」のページです。デイリーニュースオンラインは、足抜欠落折檻小しお天網島カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る