大河『べらぼう』実らなかった禁断の初恋…蔦屋重三郎(横浜流星)と瀬川(小芝風花)の関係は史実? (6/6ページ)

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史実の流れを知っていてもなお「もしや」と固唾を呑ませ、史実通りに回収していく巧みな脚本に感じ入った方も多いのではないでしょうか。

「おさらばえ」と大門を出て行った瀬川が、再び大河ドラマに登場するのか、気になるところです。

ところで蔦屋重三郎が偽造した通行切手の名前「しお」とは、かつてあざみ(少女瀬川)に贈った赤本『塩売文太物語(しおうりぶんたものがたり)』のヒロイン「小しお」からとったものでしょう。

名前の部分をちぎりとって蔦重に返した瀬川が、その名前で再登場するかも……と期待せずにはいられません。

助八(小しおの相手役)にはなれなかった蔦屋重三郎。初恋とは往々にして実らないもの、だからこそ人々の胸を打ち、二人が真のソウルメイトとなっていく可能性を感じさせる展開でした。

※参考文献:

安藤優一郎『蔦屋重三郎と田沼時代の謎』PHP研究所、2024年7月 太田記念美術館学芸部編『蔦屋重三郎と天明・寛政の浮世絵師たち』浮世絵太田記念美術館、1985年2月 三田村鳶魚『江戸の人物 史実と芝居と』青蛙房、1956年3月

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