大河「べらぼう」蔦屋重三郎の夢を支えた『男気』〜浄瑠璃の馬面太夫と富豪の鳥山検校〜【後編】 (8/8ページ)
「瀬以の望むこと=蔦重を助けること」と察知しつつ蔦重への嫉妬で苛まれ瀬以にきつく当たることなど自分の誇りが許さないのか、瀬以の望むことは財力のある自分しか叶えられないという証なのか、それとも純粋に瀬以を愛するゆえに覚悟を決めたのか……さまざまな推測はできますが、本当の気持ちは本人にしかわからないこと。
いずれにしても、お江戸の人気スター富本豊志太夫、惚れた瀬以の夢を叶えるために確保を決めた盲人で大金持ちの鳥山検校、二人の「男気」に支えられ助けられた蔦重なのでした。
ちなみに、鱗形屋に対して、駿河小島藩に仕える武士であり戯作者でもある倉橋格(恋川春町/岡山天音)が「当家の家老はそなたにまことにひどいことをした。それを忘れるなど、男のすることではない」と、詫びるシーンも男気を感じる場面でした。
『吾妻曲狂歌文庫』で描かれた酒上不埒。倉橋 格の狂名。wiki
今回のそれぞれの立場の「男気」。その男気に助けられてビジネスを成功させていく蔦重がどのような成長を遂げていくのか、これからも楽しみですね。
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