大河「べらぼう」蔦屋重三郎、次の舞台へ!新しい幕開けを飾る桜並木と当代一の花魁・誰袖(福原遥)【前編】 (5/8ページ)
そして、1780年(安永9)正月、江戸の外記座で初演され現代でも知られる演目『碁太平記白石噺』7段目「新吉原の段」では、「本重」なる蔦重のような貸本屋が登場していました。
ドラマでは芝居好きの娘さんらが実際に耕書堂を訪れて、蔦重に劇中のセリフ「細見を急ぎます」を言わせて、キャ〜ッとなるところはまさに現代と同じ。蔦重が「会いに行けるアイドル」となっている展開が面白かったです。
余談ですが、蔦重が一気に出版した10冊の作者は、朋誠堂喜三二、画は山東京伝や北尾重政などが多くみられたのですが、中でも面白いのは『夜野中狐物』という本。「よのなかこんなもの」と読ませるのが、なんとも洒落ています。
花が咲いた桜の木をメインストリートに移植
寒さも緩み、春が訪れる頃には『耕書堂』は大ブレイクし大賑わいとなります。今回、蔦重が吉原の大道り・仲之町に咲き誇る満開の桜並木を見上げながら、そぞろ歩くシーンがありました。花びらがひらひら舞う桜並木、これは人工的に作られたものです。