大河「べらぼう」蔦重と鱗形屋、最後の共闘!新章で大きく動き出した様々な”夢”を史実とともに考察【前編】 (5/9ページ)
保守的な鶴屋VS型破りな蔦重の違い
恋川春町は、駿河小島藩の武士で、江戸に住みながら幕府や他藩と情報を交換しあう江戸留守居役。今でいう外交官のような仕事が本業でした。朋誠堂 喜三二(尾美としのり)と同じです。
『金々先生栄花夢』以降も鱗形屋は、春町とタッグを組んで次々とヒット作を出版します。さらに続いて、友人の喜三二にも黄表紙を書かせ、盤石な体制を築き上げていきました。
しかしながら、鱗形屋は偽板事件などにより社会的に信用を失い、出版数はみるみる減少、営業不振に陥り江戸の出版界から姿を消すことになったのです。
デビューを支えてくれた鱗形屋に恩義を感じていた恋川春町は、取引先を鱗形屋から鶴屋喜右衞門(風間俊介)へと移すことになりました。