『べらぼう』差別に挑む蔦重の覚悟!「本」への想いが魂でつながった蔦重とていの心情を考察【後編】 (4/8ページ)
けれども、「吉原の蔦屋耕書堂だけは1万両積まれようとも、お避けいただきたく」。と吉原を嫌うていは手強い。「何かていが欲しいものはないか?」と、北尾重政(橋本 淳)に相談したところ「寺で漢籍を読んでいる」という話を聞き早速寺に出向きます。
そこで、偶然、店を閉店するにあたり、大量の本を住職(マキタスポーツ)に委ねにきたていに遭遇し、二人の会話を耳にします。
「本は処分してしまえば、ただの紙屑。けれども、本の立場になって考えればそれは不本意なこと。
本を子供達にあげれば、子らに文字や知恵を与え、その一生が豊かで喜びに満ちたものとなれば本も本望。本屋も本懐というものにございます」
と、ていは本音を語ります。(ただの駄洒落と違って、とてもインテリジェンスのあるエレガントな「地口」でしたね)
語り口調は違えども、以前蔦重が迷っていたとき、平賀源内がビジネスに挑戦するときに言ってくれた
「本ってなぁ、人を笑わせたり、泣かせたりできるじゃねぇか。