「べらぼう」終わらない悲劇、次に犠牲になるのは?殺された母子と壮絶な将軍の最期…二つの無念の死【後編】 (1/8ページ)
NHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」第31回「我が名は天」では、災害・社会不安・貧困の中で、何の罪もないふく(小野花梨)と赤ん坊の命が奪われ、巧妙な手段でおのれが「天」になろうとする一橋治済(生田斗真)に、将軍・徳川家治(眞島秀和)の命が奪われました。
【前編】の記事はこちら↓
大河「べらぼう」殺された母子と壮絶な将軍の最期〜江戸を襲った洪水が引き起こす無念の死【前編】世の中を冷静に見ることができ、聡明で優しく強い女性、ふく(小野花梨)は、貧困で苦しむ同じ長屋の住人夫婦に、赤ん坊ともどもに殺されてしまいました。まさに「恩を仇で返す」所業。土下座して泣いて謝罪する下手人夫婦に、新之助(井之脇海)は、「貧しさに困窮している自分も、同じことをしてしまうかも」と感じ、激しく罵倒し怒りをぶつけることができませんでした。
妻子を弔った土まんじゅうを前に「もう、どこまで逃げても逃げ切れねえ気がする。いや、もはや逃げてはならぬ気もする、この場所から…」とつぶやく新之助。その持って行きようのない怒りは、社会への怒りへと向かっていくのでしょう。
抑圧の中で生きる江戸庶民達の中で起こった悲劇の死。そして陰謀うずまく江戸城内でも悲劇の死が引き起こされました。
【後編】では、こちらも理不尽な殺され方をした将軍・徳川家治(眞島秀和)の無念を振り返ってみます。
