『べらぼう』書をもって世に抗う!ふんどし野郎(松平定信)の締め付けに抵抗する蔦重の戦い【後編】 (4/10ページ)

Japaaan

最初は乗り気ではなかった太田南畝(桐谷健太)も、歌麿の絵を見てクリエイティブ魂が呼び覚まされました。葉っぱに乗った毛虫の絵を見て

毛をふいて 傷やもとめん さしつけて
君があたりに はひかかりなば

と読みます。

画本虫撰(宿屋飯盛 撰・喜多川歌麿 画)耕書堂/蔦屋重三郎 『画本虫撰』(国文学研究資料館所蔵)出典: 国書データベース,https://doi.org/10.20730/200014778

「毛を吹いて瑕を求む」は韓非子の言葉で「人の欠点を強いて暴こうとして、自分の弱点をさらけだす」という意味。毛虫が夜這いを掛けようとして、うまくいかないというようなニュアンスでしょうか。

「毛虫が勢い混んで夜這いをしたとこで振られちまうよな」
「または、きれいごとを引っぺがして、お前の本性を暴いてやるともとれるな」

と盛り上がる狂歌師たち。

「今、お前が仕掛けた『読売』の提灯記事が功を奏して、単純な町人はそれに騙されてお前をちやほやしているが。松平定信よ、そのきれいごとをひっぺがして、その本性を暴いてやる」とも取れますね。

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