『べらぼう』書をもって世に抗う!ふんどし野郎(松平定信)の締め付けに抵抗する蔦重の戦い【後編】 (5/10ページ)
実際、意次が町人たちに「お救い米」を配ろうと奔走したのにも関わらず、米の供給をわざと止めたのは定信。米が手に入らずブチギレた町人たちが「打ちこわし」をしている最中、寝床で寝そべり微笑みながら黄表紙に魅入る定信。そんな事実を知ったら、まるで“推し”のように、キャッキャッしていた女性たちも、ドン引きするのでは……と想像してしまいました。
質素倹約の世の中なんかごめんだ!反抗の狼煙をあげる“屁踊り”「こういうクリエイティブがない遊びのない世の中なんか「屁」だ!」と太田南畝が立ち上がり、恒例の“屁踊り”が始まります。
“屁踊り”は、以前は「俺たちは屁のように取るに足らない存在だから自由に書いて楽しもうぜ!」というニュアンスだったのんですが、今回の“屁踊り”は「ふんどし野郎が質素倹約で作ろうとしているつまらない世の中なんか屁だ!そんな世の中冗談じゃねえ」という怒りや批判を込めた踊りでしたね。
ていは、蔦重の覚悟の言葉に感動し、「夫の「我が心のままに生きる」は止めることはできない。そんな蔦重にクリエーターたちが感銘を受けている。」と思ったように見えました。頑固で融通が効かないように見えて、柔軟なところもあるていは、思いを新たにしたのかもしれません。まさかのお堅いふざけたりしない彼女が“屁踊り”に参加したのにはびっくりしましたね。