『べらぼう』で有吉弘行が演じる服部半蔵正礼の生涯。黄表紙を愛したことが皮肉な結果に… (3/5ページ)
定信の老中就任に伴い、服部正礼は江戸家老として「寛政の改革」を補佐します。
寛政の改革では思想統制や出版規制が厳しく行われ、服部正礼は天明8年(1788年)に入手した2冊の黄表紙が、幕政に対する風刺ではないかと進言しました。
朋誠堂喜三二『文武二道万石通(ぶんぶにどう まんごくどおし)』 恋川春町『悦贔屓蝦夷押領(よろこんぶ ひいきのえぞおし)』※参考:
【べらぼう】蔦重が松平定信に”書をもって断固抗う”決意を込め実際に出版した黄表紙3冊を紹介幼少期から絵草紙の大ファンであったことから、江戸っ子たちの穿ちや皮肉を見抜いたのでした。
これがキッカケとなり、後に朋誠堂喜三二と恋川春町は断筆を余儀なくされてしまいます。
黄表紙を愛好し、精通していたことが、かえってその文化を先細らせてしまったのでした。
