【べらぼう】幸せを見つけた歌麿、定信の真意、おていの恐れた事態が現実に…?9月14日放送の解説・レビュー (5/8ページ)
「政治とは凧揚げのように①風を読み②風に乗せ③適宜に糸を張ったり緩めたりしながら、民衆を導いていくのが肝要だ」
と、定信は言いたかったのだと思います。また大前提として④日頃から凧や糸をしっかり手入れしておくべきこと、は言うまでもありません。
定信が贈った「10万石の賄賂」
倹約令・文武奨励など、どこ吹く風の一橋治済。NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」公式サイトより。🄫NHK
とまぁ理想的な治世を実現しようと、ふんどしの守様は大張り切り。しかし主君の徳川家斉(城桧吏)は早くも大奥で女遊びに耽り、一橋治済は贅沢な暮らしを改めるつもりなどありません。
定信が「政に励む務めを」と言えば、家斉は「余は子作りが得意だから、政は得意なそなたがやればいい」と聞く耳持たず。
定信が「その見事な装束は何か(=倹約しろ)」と言えば、治済は「島津が用意してくれたから一文も使っていない」と馬耳東風。
それは賄賂ではないか……定信が「示しがつかない」と言えば、治済は能面を差し出し「10万石の賄賂で(田安家10万石と引き換えに)老中首座に就いたのは誰だったっけ?(意訳)」と切り返します。